薬膳のお仕事について考え方その1
長くなったので、2回に分けました。
ぜひ次回のブログも読んでください!
薬膳実践学院では10期生の授業がスタートしました!
初期の頃の生徒さんにはよくお話をしていたと思うのですが、最近はあまりお話していなかったなーと思う事があるので、薬膳のお仕事についての捉え方、考え方について書きます。
まず、薬膳実践学院で1年間勉強して試験に受かると「日本薬膳師」になれます。
カリキュラムは国際薬膳師と同じですが、より日本人に特化した内容になっています。
ですので日本薬膳師になれば「季節の養生」などを教える薬膳料理の先生にもなれるし、活用していろいろなお仕事もできます。
病気のある方や、メンタル不和、妊活など少し専門性の高い内容を教えるには勉強が足りませんので卒業してからさらなる学びが必要になるかなと思います。
また私が薬膳をお仕事にした20年前は、薬膳料理の先生がほぼいなかったことと、中医師の凄い先生や、中国人のドクターなどに師事していたので、最初の10年くらいは・・
「中医師の凄い先生や中国人のドクターたちのような知識もなく、調理師さんのような技術もなく、全てが中途半端な私は何なんだろう」と悩み続けていました。
また質問されたことにスムーズに答えられないと、かなりの期間それを引きずって、次に同じ内容で質問をされたらこうやって答えようというイメトレをしていました。
そういう葛藤や悩み、自分の中での押し問答を10年くらいはやっていましたが、その不安や葛藤を吹き飛ばすのは自分で努力して勉強して知識を身に付けてフル装備するしかありません。
10年ちょい経過したくらいからやっと考え方が
「中医学の知識もあり、薬膳料理を作る技術もあり、質問された事に答えられる応用力もあり、バランスが取れたオールラウンドプレーヤーだな」と思えるようになりました。
勉強に終わりはありません。
できる事を増やすには、勉強するしかないと私は思って今の感じになりました。
こういう道もあります。