去年の生徒さんの進化
薬膳実践学院では卒業後は「卒業生のクラス」やそのほか薬膳教室で学びを続けられます。
実際に、他の学校で国際薬膳師を取得された方も多数、薬膳教室には参加されており現実的に活用できる知識を習得しています。
去年の卒業生の方のお話を少し。
とても一生懸命な方で、予習復習の取り組み方も素晴らしく理解も早かったのです。
ただ、観察する事が苦手で自分の事であってもやや無頓着な部分もありました。
「ポリープができやすくて、できたら内視鏡で取るくらいで健康なんです」
みたいな感じですね。
そして1年間ずっと私に「自分を観察しなさい」と言われ続けて(苦笑)
自分自身の沢山の事を発見でき、また私も1年間ずっといろいろとお話をする事でその方の事が分かるようになりました。
すると、するするとみるみると隠れていた本質が出てくるようになり、
「私は◎◎なんでしょうかね」とか「そういえば、仕事をしている時も◎◎だった」
という事が沢山でてきました。
気が付くことがまずは一番大事であり、そこから調整していくと心身の健康が手に入ります。
それから1年が過ぎ、今は卒業生クラスやそのほか色々なクラスで学びを続けていますが、先日ついに
「最近、これまでストレスだったことが、ま、いっか、と思えるようになったんです。薬膳の勉強も、楽しみながら身について、年末くらいに家族の弁証ができるようになればいいかな、と。ストレスになる事もなく楽しめるようになった」
これは彼女にとっては物凄い変化であり進化です。
楽しい事でも、本人にとっては大した事でないと思う事でも、ストレスになる完璧主義だったので、それが予習復習の完璧さにも繋がり良い面も沢山ありつつ、本人にはストレスになる部分も多かったので、
そんな彼女が「ま、いっか、と思えるようになった」のは大進歩であり、大きな変化です。
この方に限らず、目に見えて変化、進化する方が学院でも教室でも沢山いるので私自身もとてもやりがいがあります。
昔は、沢山の人に教えることにやりがいや楽しみを覚えていましたが、最近は自分の目が届く範囲の人が薬膳で心身を健康に、またやりたいことができるような気力体力が身に付くように変化していくお手伝いができるようになることが楽しくなりました。
これは私の老化であり、変化なんでしょう。
今は10期生を手厚く、手塩にかけて育てています。
1年後、どうなっているのか楽しみです!